1 Glyphs
免責事項について
この文章は、Glyphs 3ハンドブックを個人的に日本語翻訳したものです。翻訳の正確性には注意を払っておりますが、誤訳や不完全な解釈が含まれる可能性があります。文章内に誤りを見つけられた場合はご連絡いただけますと幸いです。
主な参考資料
Glyphs3 Handbook(公式PDF)
Glyphs2.3ハンドブック日本語版(旧バージョンの公式日本語版PDF)
Glyphs Handbook(公式WEB)サイト
Microsoft Typography documentation(OpenType仕様関連)
CSSでのOpenType 機能の構文(MDN Web Docsなど)
1. Glyphs 2. 作成 3. 環境設定 4. 編集ビュー 5. パレット 6. フィルタ 7. フォントビュー 8. フォント情報 9. 図形の再利用 10. スペーシングとカーニング 11. PostScriptヒンティング 12. TrueTypeヒンティング 13. マルチプルマスター 14. カラーフォント 15. 読み込みと出力 16. 拡張機能 17. 補足資料(前編/後編)


Glyphs 3は、OpenTypeフォントを作成するためのプロフェッショナルなMac用アプリケーションです。単語を組みながら文字の形を描画、編集、テストできる直感的なワークフローが特徴です。繰り返し現れるシェイプの効率的な再利用や、大規模なフォントファミリーの作成管理など、現代のフォント制作を強力にサポートします。さらに、豊富なプラグインやPythonスクリプトで機能を拡張することも可能です。それらの多くは無料で、アプリケーション内から手軽に導入することができます。
1.1 Glyphs Miniについて

プロ版の入門編として、機能を絞り込むことでより手頃な価格を実現した「Glyphs Mini」というバージョンもご用意しています。プロ版の高度な機能である補間(中間ウェイトやバリアブルフォント作成)や拡張機能(プラグインやスクリプト)は搭載されておらず、書き出し可能なフォーマットの範囲も限定されていますが、基本的なフォント作成には十分な機能を備えています。Glyphs Miniの詳しい使い方は、公式サイト glyphsapp.com/learn のハンドブックをご覧ください。
1.2 コミュニティ
Glyphsは、世界中のユーザーが集う活気あるコミュニティでもあります。公式サイトでは、コミュニティに参加するための様々な方法をご用意しています。
フォーラムを、他のユーザーや開発者に質問したり、フォント制作の問題について議論したりする場としてぜひご活用ください。Learnセクションには、チュートリアル、スクリーンキャスト、オンラインクラスといった豊富な学習教材が揃っています。また、Newsセクションでは、ワークショップやカンファレンス、最新のアップデート情報などを随時お届けしています。
もしあなたがワークショップを企画されたり、Glyphs関連のイベントを主催されたり、あるいは開発したプラグインをリリースされる際にはぜひお知らせください。あなたの素晴らしい貢献を公式サイト glyphsapp.com で喜んで紹介させていただきます。
1.3 問題が発生した場合
アプリケーションがクラッシュしてしまった場合は、お手数ですが、次にGlyphsを起動した際に表示されるクラッシュレポートを送信してください。ご協力いただくことで開発チームが原因の特定と修正を進める上で大変助けになります。もし、どのような操作をすると問題が必ず発生するかがお分かりの場合は、その再現手順をフォーラムにご投稿いただけると、より迅速な解決に繋がります。
なお、クラッシュの多くはプラグインとの干渉が原因です。問題の切り分けを行うには、OptionキーとShiftキーを押しながらGlyphsを起動し、一時的にすべてのプラグインを無効にした状態で動作をご確認ください。
また、お困りの問題は、最新のベータ版ではすでに解決済みかもしれません。詳しくは3.1「アップデート」をご確認ください。
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