ふちどり文字にできるトゲから、マイター結合の「比率」について深掘りする
Illustratorで、オブジェクトや文字に対してふちどりを作ったことがある方なら、おそらく一度は見たことがあるのでは!? そう!「トゲ」です! そもそも、どうしてこんなところに「トゲ」が? なぜか突如として姿を表すこのトゲ。 手っ取り早くふちどり文字を作ろうと、下のレイヤーに太めの「線」を設定したテキストを配置。そして全く同じ文字をその上に重ね、「線」の幅を0にしてしまえばハイ完成……!と思ったら。 なぜか唐突にこのようなトゲが現れるわけです。 どうせフォントのバグか、もしくは画像編集ソフトのバグなんだな ……などと(昔の私のように)思っちゃう方もいるかもですが、実はこれ、仕様です。 そしてこれは避けようのない仕様ではなく、例えばAdobe llustratorなどでは、ふちどり文字の作り方を工夫することで解決できるのです。 ということで、まずはこのトゲの発生原理を、少し掘り下げて解説します… トゲの犯人は「極端なマイター結合」 いきなりですがトゲの犯人を告発します。 犯人は、下の図の黒丸部分だーー! 黒丸がついている部分。文字の形の中に存在する、強い鋭角(例えば約45°以下)が犯......続きを読む