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その他

『全児童フォント(有料版)』チャリティー販売会計報告

先日行った『全児童フォント(有料版)』の能登半島地震復興支援セールについての会計報告です。 今回のセールを通じてフォントをご購入いただいた方々、そしてセールについてSNSでの拡散をお手伝いいただいた皆様に、心から感謝いたします。 セール期間中、のべ30名の方にフォントをご購入いただきました。事前のお伝え通り、今回の売上のうち税抜価格分を復興支援の義援金として使用させていただきます。 具体的な金額の内訳は以下の通りです。 ・30件(売上個数)✕ 900円(税抜単価)=27,000円 併せまして、 ・BOOTHでのBOOST分の合計 720円 ・個人としての寄付分 5,000円 を上記金額に追加し、合計 32,720円 を令和6年1月23日付で日本赤十字社が開設している能登半島地震災害義援金受付口座に寄付しましたことをここにご報告いたします。 能登半島地震の被災地の皆様が、一日も早く日常の生活に近づき、穏やかに過ごすことができますよう、心からお祈りいたします。
フォント

全児童フォント有料版・29%OFF販売のお知らせ(能登半島震災支援)

令和6年能登半島地震の被災者支援の一環として、小学1年生の手書き文字をフォント化した『全児童フォント(有料版)』を期間限定で割引販売します。売上は全て日本赤十字社を通じて被災地に寄付します。
ハンドブック

Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #14 カラーフォント

Glyphsには、クラシックなレイヤーカラーフォント、CPALテーブルおよびCOLRテーブルを使用したMicrosoft方式のOpenTypeカラーフォント、sbixテーブルを使用したApple方式のOpenTypeカラーフォント、SVGテーブルを使用したMozilla/Adobe方式のOpenTypeカラーフォントといった、4つのカラーフォント形式を作成するための効率的なワークフローが用意されています。 14.1 カラーフォントでの作業 カラーフォントは、グリフごとに複数のレイヤーを使用するため、グリフを作成する際には複数のマスターを編集する必要があります。このような複数のレイヤーの扱いに関する一般的な情報は、13.8「マルチプルマスターの編集」を参照してください。 14.1.1 メトリクス情報の同期 カラーフォントの制作にあたっては、全てのカラーレイヤーのマスターにおいて、メトリクス情報とカーニング情報が同じであることが重要です。そのためには、ファイル → フォント情報... → マスターで「Link Metrics With First Master(メトリクスを最初のマスターと......続きを読む
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『たぬえいカクポップタイ』(フリーフォント)

概要 フォント名:たぬえいカクポップタイ(英語名:TanueiKakuPop)ファイル名:TanueiKakuPop.otf形式:OpenType形式制作者:たぬきフォント(たぬき侍)最新バージョン:1.0 『たぬえいカクポップタイ』(たぬ英角ポップ体)とは 「POP」という言葉には、二通りの意味があります。 ポップな雰囲気を指す意味 Point Of Purchase(購買意欲をそそる広告物)を指す意味 『たぬえいカクポップタイ』は、その両方のテイストの融合を目指して作成したフォントです。 『たぬえいカクポップタイ』では、通常の表現のほか、OpenType機能を用いることで重ね文字の表現が可能です(ただし一部の対応アプリケーションのみ)。 収録グリフ ・ひらがな・カタカナ・アルファベット(英語)・数字・一部の記号 現在のところ漢字は収録されていません。漢字を混植して使用したい場合は、合成フォント機能などを活用して漢字を補完することをお勧めします。 今後のアップデートで漢字の収録(試用版を含んだ有料版)を予定しています。 収録文字一覧 AÁÂÄÀÅÃÆBCÇDÐEÉÊËÈFGHIÍÎÏ......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:縦書き用グリフの設定など

あっそうだ!すっかり縦書き(縦組)を作るのを忘れてたー! というのはウソです。フォント界における縦組の世界の深淵が深すぎて(縦組を作るのに必要な知識が乏しくて)、つらくて忘れたふりをしていただけです。 兎にも角にも、縦組設定は避けられない道……!ということで、重い腰をあげて縦組グリフの作成に取り掛かります。 グリフを追加する際は、単に必要なグリフを列記してももちろんOKですが、「A=A.vert」といったレシピを使って、一緒に追加したいコンポーネントを入れておくと、ひと手間減るのでおすすめです。少し紛らわしいですが、左辺が追加したいコンポーネント、右辺が新しく作りたいグリフの名前です。 今回作成しているフォントのかなは、意図的にややコンデンスド(長体・縦長)に作っているため、そのまま縦組みにするととても長細い印象になってしまいます。そのため、vertグリフの方ではコンポーネントに変形を加え、逆に横長(平体・横長)の形にしました。 横組の時のグリフ。高さ1000に対して幅800を目安に作成しています。 縦組の時のグリフ(調整後)。幅1000、高さの目安を800にしています。 厳密には、単......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:重なり順を変更

地味にですが、制作進めております。 過去の日記で書いたように、「前の文字が後ろの文字に重なるパターン」だと、数字の重なり方がどうしても納得できず…。 ということ重なり順を変更できるようにスクリプトを改造し、比較してみました。 変更前 ↓ 変更後 やっぱり数字、特に値段表示は変更後の「後ろの文字が前の文字に重なるパターン」の方がしっくりくるねー。 そして、そろそろ荒れたパスの整理をしないと。パスが荒ぶってると、上の画像の「ン」「プ」や「い」「つ」の間みたいに、パスのオフセットが上手くできなくて縁取り用のマスクのパスが変になっちゃったりするんよね…。
TIPS

ふちどり文字にできるトゲから、マイター結合の「比率」について深掘りする

Illustratorで、オブジェクトや文字に対してふちどりを作ったことがある方なら、おそらく一度は見たことがあるのでは!? そう!「トゲ」です! そもそも、どうしてこんなところに「トゲ」が? なぜか突如として姿を表すこのトゲ。 手っ取り早くふちどり文字を作ろうと、下のレイヤーに太めの「線」を設定したテキストを配置。そして全く同じ文字をその上に重ね、「線」の幅を0にしてしまえばハイ完成……!と思ったら。 なぜか唐突にこのようなトゲが現れるわけです。 どうせフォントのバグか、もしくは画像編集ソフトのバグなんだな ……などと(昔の私のように)思っちゃう方もいるかもですが、実はこれ、仕様です。 そしてこれは避けようのない仕様ではなく、例えばAdobe llustratorなどでは、ふちどり文字の作り方を工夫することで解決できるのです。 ということで、まずはこのトゲの発生原理を、少し掘り下げて解説します… トゲの犯人は「極端なマイター結合」 いきなりですがトゲの犯人を告発します。 犯人は、下の図の黒丸部分だーー! 黒丸がついている部分。文字の形の中に存在する、強い鋭角(例えば約45°以下)が犯......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:カーニング調整の半自動化を試す(Steal Kerning from InDesign)

現在、英語を追加しただけの状態で、スペースの調整などはしていない状態です。文字と文字の間のバランスがあまり良くないですねー。 ここで、以前から試してみたかった、Glyphsのプラグインマネージャーから選択できるスクリプト「Steal kerning from InDesign」を試してみたいと思います! 手順1:作成したフォントを出力して、Adobe InDesignで表示できる状態にします。 手順2:InDesignのファイル上にテキストフレームを一つ配置します。値を参照したいカーニングペアを含んだ文字列を入力し、文字のカーニング設定を「オプティカル」に変更します。 手順3:プラグインマネージャーから「Mekkablue Scripts」をインストールし、フォントを開いた状態で、スクリプトメニューから「Steal Kerning from InDesign」を選択します。 手順4:自動でマクロが動作して、InDesign上のオプティカルカーニングの値を自動で取得し、反映してくれます。 カーニング未調整 カーニング自動調整後 ToYの部分など、いい感じにoが食い込んでくれるようになりま......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:アルファベットの仮作成

アルファベットの大文字・小文字を、取り急ぎ仮作成。 このフォントではLetterinkプラグインを使ってグリフを作っているのですが、私がうまく使いこなせていないせいでパスに粗さがかなり残っている状態…。 そういうラフなところもこのフォントの持ち味かなとは思いつつも、流石に見辛い部分も多いので、後でアウトライン化して調整しようかなと思っています。
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:数字作成(仮)

半角数字を、とりあえず作りました。(見た目の調整はまた後でやるつもり) 重なり設定用のスクリプトに半角数字用の設定を追記して、数字用のマスクグリフとフィーチャーを新たに追加。 まずまず、一応想定通りの重なりかな(4と5みたいに重なり切ってないところもあるけど)。 だがしかし。数字の重なり文字って、左が右に乗っかるより、逆に右が左に乗っかってる方が、なんか自然っぽい気が猛烈にするよね……! やはり逆バージョンの重なりパターンも用意するべきか!? あと、「,」と「¥」も重ねられる方がきっと良いはず。まだまだ改良の余地ありです。
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『たぬえいカクポップタイ』(フリーフォント)

概要 フォント名:たぬえいカクポップタイ(英語名:TanueiKakuPop)ファイル名:TanueiKakuPop.otf形式:OpenType形式制作者:たぬきフォント(たぬき侍)最新バージョン:1.0 『たぬえいカクポップタイ』(たぬ英角ポップ体)とは 「POP」という言葉には、二通りの意味があります。 ポップな雰囲気を指す意味 Point Of Purchase(購買意欲をそそる広告物)を指す意味 『たぬえいカクポップタイ』は、その両方のテイストの融合を目指して作成したフォントです。 『たぬえいカクポップタイ』では、通常の表現のほか、OpenType機能を用いることで重ね文字の表現が可能です(ただし一部の対応アプリケーションのみ)。 収録グリフ ・ひらがな・カタカナ・アルファベット(英語)・数字・一部の記号 現在のところ漢字は収録されていません。漢字を混植して使用したい場合は、合成フォント機能などを活用して漢字を補完することをお勧めします。 今後のアップデートで漢字の収録(試用版を含んだ有料版)を予定しています。 収録文字一覧 AÁÂÄÀÅÃÆBCÇDÐEÉÊËÈFGHIÍÎÏ......続きを読む
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『たぬゴ』(フリーフォント)

『たぬゴ』とは 当サイトで公開しているフリーフォント『たぬき油性マジック』のリニューアル版フォントとして作成したフォントです。 前作『たぬき油性マジック』の特徴である親しみやすさをキープしつつ、さらに使いやすく・読みやすく、かわいいタイプデザインを目指して作成したフォントです。 たぬゴ・たぬき油性マジックの比較 商用・非商用問わず、広い範囲で無料でご自由にお使いいただけます。 印刷物、グッズやパッケージ、ロゴデザインでの使用、Web上の画像やWebフォントに変換しての使用、放送や映像作品への使用、ゲームやアプリケーションへのフォント埋め込みやサブセット化、PDFファイルへの埋め込み利用も無償で利用できます。 フォントファイルの改変や改変後の配布も、SIL Open Font License(SILオープンフォントライセンス)継承の条件の範囲内で可能です。 『たぬゴ』は、Google Fonts から支援を受けて作製したフォント『Yusei Magic』に、新たにLightウエイトや角グリフを追加して作成しています。従いまして『Yusei Magic』の派生フォントとなり、ライセンスも『......続きを読む
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『全児童フォント』(無料版・有料版)

『全児童フォント』とは 小学一年生の児童が実際に書いた手書き文字をベースに作成した、オリジナルの漢字もモリモリ収録された日本語フォントです。 今回リリースするフォントは【フェルトペン】バージョンとなります。(将来的に、【鉛筆】【チョーク】【クレヨン】バージョンの追加を予定しています。) 今回は、・漢字が1,000文字ほど収録された【無料版】『全児童フォント教漢版』・漢字が6,700文字ほど収録された【有料版】『全児童フォント』(価格:1,410円・税込)の、2種類をご用意しています。 無料版・有料版の違いについて 1.無料版では難しい漢字が大変なことになっています。 有料版の『全児童フォント』には、教育漢字を含む第一水準・第二水準・IBM拡張文字(6,700文字以上)を収録しています。 無料版の『全児童フォント教漢版』には、小学校で習う教育漢字(1,006文字)を収録しています。 【!ただし!※ご注意ください※】無料版…じつは、収録対象外の漢字(第二水準漢字など)も収録しているのですが…それらの漢字はもれなく【黒いソフトクリーム】が上乗せされた表示状態となっているのです…。(おそらく児......続きを読む
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『エセナパJ』(フリーフォント)

『エセナパJ』(esenapaJ)は、いわゆる【中華フォント風表現ができるジョークフォント】です。日本語漢字を中国語の漢字字形で表示したり、かな文字をあえて誤字で表示したりしますので、真面目な目的での使用はご遠慮ください。
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『押出Mゴシック』(フリーフォント)

『押出Mゴシック(おしだしエムゴシック)』は、M+FONTSで提供されているM+1c Thinに加工を加え、縦画を太くしたフリーフォントです。明朝体のようなアクセントをやや含んだ、クリアで明るいゴシックを目指しました。
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『Ingress Glyphabet』(フリーフォント)

『Ingress Glyphabet』はAndroid/iPhoneアプリ『Ingress』内に出現する「Shaper Glyphs」をイメージして作成した欧文フォントです。
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『自由の翼フォント』(フリーフォント)

『自由の翼フォント』は、TVアニメ『進撃の巨人』第二期オープニングテーマで使用されている書体のデザインをヒントに作成したフォントです。
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『ようじょふぉんと』(フリーフォント)

『ようじょふぉんと』は、文字を覚えたての就学前の子ども(3~5歳ごろ)をイメージして作成した無料日本語フォントです。収録文字はひらがなと数字のみですが、全角カタカナや半角カタカナを利用することで、一つのひらがなにつき3パターンの字形の表現を可能にしています。
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『たぬき油性マジック』(フリーフォント)

『たぬき油性マジック』は、普通紙に極太油性マジックで書いた手書き文字から作成した無料日本語フォントです。漢字も多数収録しています。
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:縦書き用グリフの設定など

あっそうだ!すっかり縦書き(縦組)を作るのを忘れてたー! というのはウソです。フォント界における縦組の世界の深淵が深すぎて(縦組を作るのに必要な知識が乏しくて)、つらくて忘れたふりをしていただけです。 兎にも角にも、縦組設定は避けられない道……!ということで、重い腰をあげて縦組グリフの作成に取り掛かります。 グリフを追加する際は、単に必要なグリフを列記してももちろんOKですが、「A=A.vert」といったレシピを使って、一緒に追加したいコンポーネントを入れておくと、ひと手間減るのでおすすめです。少し紛らわしいですが、左辺が追加したいコンポーネント、右辺が新しく作りたいグリフの名前です。 今回作成しているフォントのかなは、意図的にややコンデンスド(長体・縦長)に作っているため、そのまま縦組みにするととても長細い印象になってしまいます。そのため、vertグリフの方ではコンポーネントに変形を加え、逆に横長(平体・横長)の形にしました。 横組の時のグリフ。高さ1000に対して幅800を目安に作成しています。 縦組の時のグリフ(調整後)。幅1000、高さの目安を800にしています。 厳密には、単......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:重なり順を変更

地味にですが、制作進めております。 過去の日記で書いたように、「前の文字が後ろの文字に重なるパターン」だと、数字の重なり方がどうしても納得できず…。 ということ重なり順を変更できるようにスクリプトを改造し、比較してみました。 変更前 ↓ 変更後 やっぱり数字、特に値段表示は変更後の「後ろの文字が前の文字に重なるパターン」の方がしっくりくるねー。 そして、そろそろ荒れたパスの整理をしないと。パスが荒ぶってると、上の画像の「ン」「プ」や「い」「つ」の間みたいに、パスのオフセットが上手くできなくて縁取り用のマスクのパスが変になっちゃったりするんよね…。
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新しいフォント作成日記:カーニング調整の半自動化を試す(Steal Kerning from InDesign)

現在、英語を追加しただけの状態で、スペースの調整などはしていない状態です。文字と文字の間のバランスがあまり良くないですねー。 ここで、以前から試してみたかった、Glyphsのプラグインマネージャーから選択できるスクリプト「Steal kerning from InDesign」を試してみたいと思います! 手順1:作成したフォントを出力して、Adobe InDesignで表示できる状態にします。 手順2:InDesignのファイル上にテキストフレームを一つ配置します。値を参照したいカーニングペアを含んだ文字列を入力し、文字のカーニング設定を「オプティカル」に変更します。 手順3:プラグインマネージャーから「Mekkablue Scripts」をインストールし、フォントを開いた状態で、スクリプトメニューから「Steal Kerning from InDesign」を選択します。 手順4:自動でマクロが動作して、InDesign上のオプティカルカーニングの値を自動で取得し、反映してくれます。 カーニング未調整 カーニング自動調整後 ToYの部分など、いい感じにoが食い込んでくれるようになりま......続きを読む
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新しいフォント作成日記:アルファベットの仮作成

アルファベットの大文字・小文字を、取り急ぎ仮作成。 このフォントではLetterinkプラグインを使ってグリフを作っているのですが、私がうまく使いこなせていないせいでパスに粗さがかなり残っている状態…。 そういうラフなところもこのフォントの持ち味かなとは思いつつも、流石に見辛い部分も多いので、後でアウトライン化して調整しようかなと思っています。
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新しいフォント作成日記:数字作成(仮)

半角数字を、とりあえず作りました。(見た目の調整はまた後でやるつもり) 重なり設定用のスクリプトに半角数字用の設定を追記して、数字用のマスクグリフとフィーチャーを新たに追加。 まずまず、一応想定通りの重なりかな(4と5みたいに重なり切ってないところもあるけど)。 だがしかし。数字の重なり文字って、左が右に乗っかるより、逆に右が左に乗っかってる方が、なんか自然っぽい気が猛烈にするよね……! やはり逆バージョンの重なりパターンも用意するべきか!? あと、「,」と「¥」も重ねられる方がきっと良いはず。まだまだ改良の余地ありです。
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新しいフォント作成日記:ひらがな・カタカナ設定ひとまず完了

「ー(伸ばし棒)」の重なり設定に不足部分があったので、その辺りを自動設定してくれるPythonスクリプトを少々修正。 で、いよいよファイルをOTF形式で出力だ! ……といきたいところなのだけど、ファイル出力でどうしてもエラーがでちゃうんですよね…… こんなエラー。 Glyphsはパスが複雑になると時々オーバーラップ処理でエラーを出しちゃうっぽいです。ちゃんとパスを整理できていない自分が悪いのです、たぶん。 ファイル出力→エラー表示の確認。この手順で、エラーとして示されたグリフのパスをコツコツ修正していきます。 そしてついに、無事にOTFファイルを出力することができました。 早速Illustratorにて表示確認。OpenTypeウインドウの「前後関係に依存する文字(Oのマーク)」で切り替えができることを確認しました。よっしゃ! フリーフォントとしてアップするにしても、あと最低限、数字・欧文は必要ですよねえ。まだまだ先は長い〜!
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:caltの設定ができたかも

昨日うまくいかなかったcaltの設定、大きくlookupで括って、lookup名の後に「useExtension」という記述を入れることで解決できたかも。ということでメモがわりに記録〜。 参考にしたページ: OpenType Feature File Specification | afdko Glyphs Forum (search: useExtension) 変更前がこちらで、 lookup bt_a-hira {sub @biting_a-hira @clean_hira' by @bit_by_a-hira; } bt_a-hira; lookup bt_asmall-hira {sub @biting_asmall-hira @clean_hira' by @bit_by_asmall-hira; } bt_asmall-hira; lookup bt_i-hira {sub @biting_i-hira @clean_hira' by @bit_by_i-hira; } bt_i-hira; lookup bt_ismall-hira {sub @biting_ismal......続きを読む
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新しいフォント作成日記:caltのエラーでうまく重ならず

昔少し作って、なんとなく寝かされていた(放置されていた)重なる系のフォント。 開いた時間にカタカナを追加してみました。 あとはcalt機能を利用して、カタカナ同士でも文字を重ねられるようにできれば…!という段階まで来たのですが、ひらがなどうしの重ね設定とカタカナどうしの重ね設定、この二つを同時に設定しようとするとエラーになってしまいます。 プレフィックスのclasses設定 フィーチャーのcalt設定 Glyphsでフィーチャーを設定した後、更新をクリックしたところで無念のエラー表示…。 手作業でcaltの中身の行数を2/3くらいに削減するとエラーが出ずに更新ができること。いろいろな行を消してみた結果、特定の行が悪さをしている訳ではなさそうなこと。状況的にはやはり単純にデータ量が多いのかな? ひとつのファイルに対してひらがな・カタカナの両方のcalt機能を盛り込むのが難しいのなら、「標準版」「ひらがな重ね版」「カタカナ重ね版」などの3つに分けてフォントファイルを出力して、利用者さんに合成フォント機能などでの設定をお願いするのが次善の策ということになるのかな。
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:長なす1袋148円

前回「お」「買」「得」の3文字を作成しましたが、今回はもう少し文字数を増やします。 私の場合、こういうときは考えるより手を動かしたほうが早い!ので、まず何も考えずに文字を作っていこうと思います。 いやぁ…でも…まだまだフォントのイメージが固まりきっていないなぁ…。 ここは試しにポップっぽいものでも作ってみますかね…!(・∀・) ということでWordのワードアートを駆使してポップを作りました!!(・∀・) なぜWordで作った!!!(・∀・)
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:再びIllustratorで試作品づくり

前回、他の方の作成したフリーフォントと見比べてみたなかで、 「漢字をもう少し手書きっぽくしたほうが、フリーフォントのスキマ産業的見地からして良いかもしれないな…(・∀・)」 といういやらしい思いが湧いたので、文字のデザインをもう一度練り直すことにしました。
ハンドブック

Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #14 カラーフォント

Glyphsには、クラシックなレイヤーカラーフォント、CPALテーブルおよびCOLRテーブルを使用したMicrosoft方式のOpenTypeカラーフォント、sbixテーブルを使用したApple方式のOpenTypeカラーフォント、SVGテーブルを使用したMozilla/Adobe方式のOpenTypeカラーフォントといった、4つのカラーフォント形式を作成するための効率的なワークフローが用意されています。 14.1 カラーフォントでの作業 カラーフォントは、グリフごとに複数のレイヤーを使用するため、グリフを作成する際には複数のマスターを編集する必要があります。このような複数のレイヤーの扱いに関する一般的な情報は、13.8「マルチプルマスターの編集」を参照してください。 14.1.1 メトリクス情報の同期 カラーフォントの制作にあたっては、全てのカラーレイヤーのマスターにおいて、メトリクス情報とカーニング情報が同じであることが重要です。そのためには、ファイル → フォント情報... → マスターで「Link Metrics With First Master(メトリクスを最初のマスターと......続きを読む
ハンドブック

Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #13 マルチプルマスター

編集ビューで描かれたグリフのアウトラインは、フォントマスターに記録されています。初期状態ではGlyphsファイルには「Regular」という名前のマスターが1つ用意されています。ここにさらにマスター(例えばThinやBoldなど)が追加されている状態のことをマルチプルマスターと呼びます。マルチプルマスターを使用すると、Glyphsはそれらのマスターだけでなく、相互のマスター間のフォントインスタンスも出力することができます。 少ない数のマスターから多数の補間されたインスタンスを生成することができます。 上記の例では、ThinとBoldnの2つを使用して、Weight軸に沿って計6つのインスタンスを生成しています。 補間軸は、マスター間で変化するグリフデザインの形状を表現するものです。最も一般的な補間軸はWeight(ウェイト:Light からBold)とWidth(グリフ幅:Condensed から Extended)ですが、他にもさまざまな補間軸が考えられます。 マルチプルマスターの設定では1つ、あるいは複数の補間軸を設定することができます。1つの補間軸をデザインが変化する線と考えれば......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #10 スペーシングとカーニング

グリフ間のスペースは、スペーシングとカーニングによって制御されます。スペーシングでグリフをとり囲む一般的な余白を定義し、カーニングで特定のグリフ同士の間隔を調整します。 10.1 スペーシング スペーシングとは、文章をリズムよく均等に配置するためにグリフのサイドベアリング(左右の余白)を調整することを言います。グリフのサイドベアリングの大きさや小ささに決まったルールはありません。スペーシングの量は、フォントのスタイルやグリフの字体に依存します。しかし一般には、似たような形状を持つグリフは似たようなサイドベアリングの値をもつべきです。例えば、「K」の左サイドベアリングと「H」の左サイドベアリングは通常同じ値であり、「D」と「O」の右サイドベアリングは同値か、または似通った値となるはずです。 テキストツールがアクティブで、表示 → メトリクスの表示(Cmd-Shift-M)がオンのとき、すべてのグリフのサイドベアリング値とグリフ幅が表示されます。 10.1.1 情報ボックス 情報ボックス(表示 → 情報を表示、Cmd-Shift-I)には、現在のグリフのサイドベアリングが表示されています。......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #9 図形の再利用

9.1 コンポーネント コンポーネントとは、他のグリフの内部で使用されるグリフのことです。コンポーネントを使用すると、フォント全体で形状を複製して再利用することができます。例えば、グリフ「A」は、「Ä」「À」「Â」「Ã」「Å」などのグリフを作成するときに再利用することができます。また「¨」「`」「ˆ」「˜」「˚」のような発音補助記号は、Ö, È, Ĉ, Ñ, Ůなどの他の文字を形成するためのコンポーネントとして使用することもできます。 コンポーネントの元となったグリフは、コンポーネントのベースグリフと呼ばれます。コンポーネントから構築されたグリフは、コンポーネントグリフ(またはコンパウンドグリフ、コンポジットグリフ)と呼ばれます。ベースグリフを変更すると、コンポーネントもすべて変更されます。編集ビューでベースグリフを変更すると、関連するすべてのコンポーネントがリアルタイムで更新され、新しく行われた変更が反映されます。 出力時に「重なったパスを合体」オプションが選択されているCFFおよびTrueType形式フォントでは、コンポーネントはパスに分解されて出力されます。オーバーラップを除去し......続きを読む
ハンドブック

Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #8 フォント情報

8 フォント情報 フォント情報ウィンドウには、フォントのファミリー名、マスター、フォントの出力スタイル、OpenTypeフィーチャーなど、Glyphsファイルに関する一般的な情報が含まれます。フォント情報を開くには、ファイル → フォント情報... (Cmd-I) を選択するか、メインウィンドウの左上にある「i」(Info)ボタンをクリックして、フォント情報を開きます。 フォント情報は複数のタブに分かれています。フォント、マスター、出力スタイルの各タブは、フィールドの列でフォントのメタデータを制御します。太字の見出しの右にあるプラスボタンをクリックすると、フィールドが追加されます。フィールドを削除するには、行の右側にあるマイナスボタンをクリックします。右側にプラスボタンがある行は、Optionキーを押してマイナスボタンを表示させます。または、行をクリックして選択し、Cmd-Deleteを押して削除することもできます。 一部のフィールドは、複数の言語にローカライズできます。これらのフィールドでは、言語メニューが表示され、フィールドの右側にプラスボタンが表示されます。ローカライズを追加する......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #7 フォントビュー

7 フォントビュー フォントビューは、フォントのすべてのグリフの概要を表示します。新しいGlyphsファイルが作成されると表示されます。複数のタブを開いている場合は、一番左のタブをクリックするか、Cmd-Opt-1を押してフォントビューにジャンプします。 7.1 グリフの表示 フォントビューには、2つの表示モードがあります。グリッド表示とリスト表示です。表示モードの切り替えは、フォントウィンドウの左上にあるグリッドボタンとリストボタンで行います。 7.1.1 グリッド表示 グリッド表示では、フォントのグリフがグリフセルのグリッドに表示されます。グリフのアウトラインには、現在選択されているマスターが反映されています。右下のスライダーでセルの大きさを調整できます。グリフセルの表示サイズが大きいときは、グリフのアウトライン、グリフ名およびグリフのUnicode値が表示されます。小さいときはアウトラインのみが表示されます。 ユニコード値は右下のグリフ名の横に表示されます。デフォルトでは小さな Unicodeインジケータが表示されます。CJKグリフ(日中韓グリフ)ではUnicodeインジケータの......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #6 フィルタ

6 フィルタ フィルタは、グリフのレイヤーに適用される処理機能です。その機能は、単なるグリフ幅の変換から、グリフのアウトラインのランダムな歪み処理まで多岐にわたります。Glyphsには組み込みのフィルタのリストがあります。プラグインでフィルタを追加することにより、このリストを拡張することができます。 6.1 フィルタの適用 6.1.1 フィルタメニュー フィルタ → (フィルタ名)でフィルタを適用します。フォントビューでは、選択されたすべてのグリフにフィルタが適用されます。編集ビューでは、テキストツールで作成したグリフの選択範囲、または他のツールで作成した現在のグリフにフィルタが適用されます。 フィルタは通常、現在表示されているレイヤーにのみ作用します。そのため、あるグリフのすべてのマスターにフィルタを適用すると、他のすべてのマスターでフィルタを再実行しなければならない場合があります。Cmd-Rを押すと、最後に使用したフィルタをすぐに適用できます。 6.1.2 カスタムパラメータとしてのフィルタ ほとんどのフィルタは、カスタムパラメータを使ってフォント出力時にインスタンスに適用できます......続きを読む
ハンドブック

Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #5 パレット

5 パレット ウィンドウの右上にあるサイドバーボタンでパレットのサイドバーを開くか、ウィンドウ → パレット(Cmd-Opt-P)を選択します。Glyphsの初期状態では、「線幅メモ」、「自動カーブ」、「レイヤー」、「変形」の4つのセクションがあります。プラグインでは、パレットにセクションを追加することができます(16.3「プラグイン」参照)。セクション名の左側にある三角形をクリックすると、セクションを折りたたんだり展開したりできます。 5.1 線幅メモ 線幅メモセクションは、フォントに影響を与えるものではありませんが、一般的なフォントの寸法の特徴を書き留め、参照することができるメモ帳の役割を果たします。数値をクリックするか、空欄(--)をクリックして値を入力します。値はマスターごとに保存されます。フィールドは、グリフに帰属する文字体系に応じて変化します。これは、編集 → 選択グリフのプロパティを編集(Cmd-Opt-I)で変更できます。 5.2 自動カーブ 20%から100%までの自動カーブ 「自動カーブ」セクションは、滑らかな曲率の曲線を作成するのに役立ちます。8つの丸いボタンをク......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #4 編集ビュー

4 編集ビュー 編集ビューでは、グリフのアウトライン、スペーシング、カーニング、マークの配置、ヒンティングなどの編集が可能です。グリフをダブルクリックして編集します。複数のグリフを選択して、「表示」→「新しいタブ」(Cmd-T)を選択すると、編集ビューで複数のグリフを開くことができます。フォントビューでは、選択したグリフをダブルクリックするか、Cmd-↓を押すことで、選択したグリフを編集することもできます。 グリフウィンドウは、複数の編集ビュータブを含むことができます。タブのタイトルをクリックして、タブに切り替えます。Cmd-Opt-2〜9を押すと、それぞれのタブに切り替わります。Cmd-Opt-1は、常にウィンドウの最初のタブであるフォントビュー(7章「フォントビュー」参照)に切り替えます。 表示 → ナビゲーション → 次のタブを表示 (Ctrl-Tab) または前のタブを表示 (Ctrl-Shift-Tab) で、次のタブまたは前のタブに切り替えます。タブを閉じるには、そのタイトルにマウスカーソルを合わせて閉じるボタンをクリックするか、表示 → タブを閉じる (Cmd-Shift......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #3 環境設定

3 環境設定 環境設定ウインドウは「Glyphs > 環境設定」(command + ,)で開くことができます。 3.1 アップデート 「アップデート」セクションでは、Glyphsのアップデート方法を制御します。「今チェックする」ボタンをクリックして、Glyphsの新しいバージョンをチェックします。利用可能なバージョンがある場合、Glyphsは最新のリリースをダウンロードし、新しい追加や変更のリストを表示します。 「更新を自動的にチェック」は、新しいアップデートを定期的にチェックします。このオプションを有効にしておくことをお勧めします。 「開発中バージョンも表示」を選択すると、Glyphsのベータ版をダウンロードします。ベータ版は頻繁にリリースされ、バグ修正や初期の機能リリースを提供します。頻繁にリリースされるため、ベータ版はリリース版ほど徹底的にテストされていません。そのため、Glyphsのベータ版をお試しになる場合は、フォントファイルのコピーをお使いになることをお勧めします。最新の安定したGlyphsバージョンに戻すには、glyphsapp.com/buyから再ダウンロードしてくだ......続きを読む
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