わたくし、Macbook ProでBoot Camp機能を使って、Windows10を愛用しているのですが…。
性能的な面については不満はないものの、少し困っていた問題がありました。
それは、一部のWindowsアプリケーションで起こる、メニューバーやダイアログの文字のにじみ(ぼやけ?)です。
お見せしましょう、こんな感じです。
おわかりいただけただろうか。メニューバーやダイアログの文字がクッソ汚いということに。こっちはMacbookProのRetinaディスプレイ(2560 x 1600 ピクセル)なんですよ、もう少しなんとかならんのか。
タイトルバーの「書体名未設定」の文字や、ダイアログのタイトル「文字情報の設定」の文字と比較していただくと、そのぼやけっぷりが伝わるかもしれません。
ちなみにこの現象は、全てのアプリケーションで起こるというわけではなく、傾向としては古くにリリースされたアプリケーション(昔からあるフリーソフトや、バージョンの古いアプリケーション)で比較的起こりやすい気がします。問題の起こるアプリケーション以外では、文字はタイトルバーと同様の鮮明さで表示されています。
最新のOfficeやAdobe製品を使っている方にはあまり縁のない問題ということもあってか、一部のアプリケーションで起こる文字の「にじみ」「ぼやけた感じ」、この問題についてネットで検索してみたものの、うまく解決策を見つけることができませんでした。
いや!
解決策がわからなかったのですが、先日のWindows10 Creators Updateのリリースの際に、ようやく解決方法を見つけることができました! やったぜ!
個人的な備忘録と、もしかしたら同様の問題でお困りの方がもしいれば参考になれば…という思いも兼ねて投稿します。
対処方法
- メニューバーのフォントが滲んで困っているアプリケーションを起動します。
- タスクバーのアプリアイコンを右クリックし、表示されたリストの中からアプリ名が書かれている部分をさらに右クリック(※1)し、プロパティを選択(※2)します。
- 「互換性」タブ内の、『高いDPIスケールの動作を上書きします。』のチェックボックスをONにし、「拡大縮小の実行元」リストで『システム(拡張)』を選択します。
- OKでプロパティを閉じ、アプリケーションを再起動します。
以上で完了です。設定変更前と設定変更後の画面は以下の通り。視力が0.3くらい上がった気がします。
※ちなみに、アプリケーションを起動せずに実行ファイル(EXEファイル)を右クリックしてプロパティを表示し、「互換性」タブの設定をすることもできます。
※変更による表示がいまいちしっくりこない場合は、4.で『システム(拡張)』ではなく『アプリケーション』を選ぶと改善する場合もあります。(この場合、ツールバーのボタンの大きさが変わったりすることもあるので、お好みでどうぞ。)
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