編集ビュー

原文: Edit view
執筆者: Rainer Erich Scheichelbauer
言語: en fr zh
2022年8月1日更新
(初版公開:2015年3月26日)


Glyphsでデザイン作業を行う際、メインとなる作業場所が「編集ビュー」です。ここでは、日々の作業をスムーズにするための便利なテクニックをいくつかご紹介します。

編集ビューは、テキストを入力し、フォントの編集やテストを行う場所です。この画面を開くには、フォントビュー(一覧画面)で編集したい文字(グリフ)をダブルクリックするか、メニューから「表示 > タブを開く」(ショートカット:Cmd + T)を選択して新しいタブを開きます。すると、選択していたグリフが編集ビューで開かれ、すぐにテキストツール(T)が有効な状態になります。

ここで自由にテキストを入力し、入力したグリフのどれでも編集できることこそが、このソフトウェアの最も重要な機能の一つです。つまり、「単語という文脈の中で文字を編集できる」ということです。なぜなら、フォント制作において私たちが目指すのは、単に「一つひとつの美しい文字を作ること」ではなく、マシュー・カーターの言葉を借りれば、「文字の美しい集まりを作ること」だからです。

グリフの編集モードに切り替える

文字の輪郭(アウトライン)を実際に編集したい場合は、その文字をダブルクリックしてください。これでベクター編集の準備が整います。ツールバーにある編集ツールや選択ツールをクリックしても同様の状態になります。

ただし、注意点があります。通常ならツールの切り替えに使うキーボードショートカット(例えば、スケールツールなら「S」)は、ここでは使えません。テキスト入力モードになっているため、ツールが切り替わる代わりに「s」という文字が入力されてしまうからです。キーボードから手を離さずに編集モードに入りたい場合は、「Escキー」を押してください。これだけで、カーソルの右側にあるグリフが編集可能な状態になります。

プロのヒント: 
同じ文字を2回続けて入力し、そのうちの片方をダブルクリックして編集モードにしてみてください。すると、編集していない方の文字が、すぐ隣でリアルタイムの高解像度プレビューとして機能してくれます。

グリフを切り替える

テキスト入力モードのとき、カーソルを文字の前に置いてキーボードの「Home」キーや「End」キーを押すと、前後のグリフへ素早く移動することができます。MacBookのキーボードを使っている場合は、「Fn」キーを押しながら左右の矢印キーを押すことで、グリフセットの並び順に進んだり戻ったりできます。

プロのヒント
「Shift」キーを押しながらこの移動操作を行うと、移動範囲を「現在フォントタブに表示されているグリフセット」の中だけに限定できます。 例えば、基本的なアルファベット(ASCII文字)だけを次々と切り替えて確認したいとします。その場合、まずフォントタブでサイドバーから「言語 > ラテン文字 > 基本」を選択しておきます。その後、編集タブに戻ってShiftキーを押しながら移動すれば、そのカテゴリに含まれる文字だけが順番に表示されます。

サンプル文字列を活用する

もちろん、自分でよく使うテスト用の文章を登録しておくこともできます。「Glyphs > 環境設定 > サンプル文字列」を開けば、オリジナルのテキストセットを定義可能です。これは文字間隔(スペーシング)や特定の文字同士の間隔(カーニング)を調整する際に非常に役立ちます。登録した文字列は、メニューの「編集 > サンプルテキストを選択」(Cmd + Opt + F)を使うことで、順番に表示させることができます。

人によっては、いちいちメニューを開かずとも「次(または前)のサンプル文字列を選択」という機能を使って、サクサクと表示を切り替えたい場合もあるでしょう。もしそのためのショートカットキーが欲しい場合は、Macの「システム環境設定 > キーボード > ショートカット > アプリケーション」から、Glyphs用に独自のショートカットを割り当てることが可能です。


サンプルフォント:PRAKASHAN ITALIC、ALESSIA MAZZARELLA氏提供。

更新履歴 2022-08-01: タイトル、関連記事、軽微なフォーマットを更新。

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