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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #12 TrueType ヒンティング

12 TrueType ヒンティング TrueType (TT) ヒンティングは、低解像度の画面でTrueTypeフォントの表示を最適化する技術です。PostScript/CFF方式のOpenTypeフォントには異なるヒンティング方法を使用します。詳細については、第11章「PostScriptヒンティング」を参照してください。 TrueTypeフォントは、二次ベジェ曲線(クアドラティックスプライン)を使用しています。これは、Glyphsが使用するPostScriptスタイルの三次ベジェ曲線とは異なります。TrueType形式にエクスポートする際、すべてのパスは、手動で設定されたヒンティング指示......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #11 PostScriptヒンティング

11 PostScriptヒンティング PostScriptヒンティングは、PostScript/CFFアウトラインを持つOpenTypeフォント(拡張子は通常.otf)の低解像度表示を改善するための方法です。一方、TrueType方式のOpenTypeフォントは異なるヒンティング方法を使用しています(第12章「TrueTypeヒンティング」参照)。 フォントがデジタル画面上でピクセル化されて表示されるとき、その画像はラスタライザと呼ばれるソフトウェアによって生成されます。ラスタライザはピクセル化の作業を自動で行いますが、フォントに「ヒント」と呼ばれる情報を埋め込むことで、ラスタライザがより均......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #16 拡張機能

スクリプトやプラグインを使うことで、Glyphsの機能を拡張することができます。すでに多くのスクリプトやプラグインが開発されており、プラグインマネージャーから自由にダウンロードすることができます。また、有料の拡張機能もオンラインで入手できます。特定のニーズに応じたカスタム拡張機能を作成することも可能です。 全てのスクリプトとほぼ全てのプラグインは、プログラミング言語のPythonで書かれています。これらをGlyphsで実行するために、アプリケーションの環境設定でPythonの設定を確認する必要があります(3.6.1「Python バージョン」参照)。 16.1 プラグインマネージャー 「ウィン......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #15 読み込みと出力

15.1 フォントファイルの出力 ファイル → 出力...(Cmd-E)を選択すると、現在開いているGlyphsファイルの出力ダイアログが表示されます。また、Optionキーを追加してファイル → すべて出力(Cmd-Opt-E)を選択すると、開いているすべてのGlyphsファイルを、出力ダイアログを表示せずに一度に出力できます。なお、出力されたファイルは既存のファイルを上書きしますので注意が必要です。 出力ダイアログにはさまざまな出力フォーマットが用意されています。これらについては、以下の項目で説明します。 15.1.1 OpenTypeフォントの出力 「OTF」タブは、OpenTypeフォ......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #14 カラーフォント

Glyphsには、クラシックなレイヤーカラーフォント、CPALテーブルおよびCOLRテーブルを使用したMicrosoft方式のOpenTypeカラーフォント、sbixテーブルを使用したApple方式のOpenTypeカラーフォント、SVGテーブルを使用したMozilla/Adobe方式のOpenTypeカラーフォントといった、4つのカラーフォント形式を作成するための効率的なワークフローが用意されています。 14.1 カラーフォントでの作業 カラーフォントは、グリフごとに複数のレイヤーを使用するため、グリフを作成する際には複数のマスターを編集する必要があります。このような複数のレイヤーの扱いに関......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #13 マルチプルマスター

編集ビューで描かれたグリフのアウトラインは、フォントマスターに記録されています。初期状態ではGlyphsファイルには「Regular」という名前のマスターが1つ用意されています。ここにさらにマスター(例えばThinやBoldなど)が追加されている状態のことをマルチプルマスターと呼びます。マルチプルマスターを使用すると、Glyphsはそれらのマスターだけでなく、相互のマスター間のフォントインスタンスも出力することができます。 少ない数のマスターから多数の補間されたインスタンスを生成することができます。 上記の例では、ThinとBoldnの2つを使用して、Weight軸に沿って計6つのインスタンス......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #10 スペーシングとカーニング

グリフ間のスペースは、スペーシングとカーニングによって制御されます。スペーシングでグリフをとり囲む一般的な余白を定義し、カーニングで特定のグリフ同士の間隔を調整します。 10.1 スペーシング スペーシングとは、文章をリズムよく均等に配置するためにグリフのサイドベアリング(左右の余白)を調整することを言います。グリフのサイドベアリングの大きさや小ささに決まったルールはありません。スペーシングの量は、フォントのスタイルやグリフの字体に依存します。しかし一般には、似たような形状を持つグリフは似たようなサイドベアリングの値をもつべきです。例えば、「K」の左サイドベアリングと「H」の左サイドベアリング......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #9 図形の再利用

9.1 コンポーネント コンポーネントとは、他のグリフの内部で使用されるグリフのことです。コンポーネントを使用すると、フォント全体で形状を複製して再利用することができます。例えば、グリフ「A」は、「Ä」「À」「Â」「Ã」「Å」などのグリフを作成するときに再利用することができます。また「¨」「`」「ˆ」「˜」「˚」のような発音補助記号は、Ö, È, Ĉ, Ñ, Ůなどの他の文字を形成するためのコンポーネントとして使用することもできます。 コンポーネントの元となったグリフは、コンポーネントのベースグリフと呼ばれます。コンポーネントから構築されたグリフは、コンポーネントグリフ(またはコンパウンドグリ......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #8 フォント情報

8 フォント情報 フォント情報ウィンドウには、フォントのファミリー名、マスター、フォントの出力スタイル、OpenTypeフィーチャーなど、Glyphsファイルに関する一般的な情報が含まれます。フォント情報を開くには、ファイル → フォント情報... (Cmd-I) を選択するか、メインウィンドウの左上にある「i」(Info)ボタンをクリックして、フォント情報を開きます。 フォント情報は複数のタブに分かれています。フォント、マスター、出力スタイルの各タブは、フィールドの列でフォントのメタデータを制御します。太字の見出しの右にあるプラスボタンをクリックすると、フィールドが追加されます。フィールドを......続きを読む
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Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #7 フォントビュー

7 フォントビュー フォントビューは、フォントのすべてのグリフの概要を表示します。新しいGlyphsファイルが作成されると表示されます。複数のタブを開いている場合は、一番左のタブをクリックするか、Cmd-Opt-1を押してフォントビューにジャンプします。 7.1 グリフの表示 フォントビューには、2つの表示モードがあります。グリッド表示とリスト表示です。表示モードの切り替えは、フォントウィンドウの左上にあるグリッドボタンとリストボタンで行います。 7.1.1 グリッド表示 グリッド表示では、フォントのグリフがグリフセルのグリッドに表示されます。グリフのアウトラインには、現在選択されているマスタ......続きを読む
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