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その他

『全児童フォント(有料版)』チャリティー販売会計報告

先日行った『全児童フォント(有料版)』の能登半島地震復興支援セールについての会計報告です。 今回のセールを通じてフォントをご購入いただいた方々、そしてセールについてSNSでの拡散をお手伝いいただいた皆様に、心から感謝いたします。 セール期間中、のべ30名の方にフォントをご購入いただきました。事前のお伝え通り、今回の売上のうち税抜価格分を復興支援の義援金として使用させていただきます。 具体的な金額の内訳は以下の通りです。 ・30件(売上個数)✕ 900円(税抜単価)=27,000円 併せまして、 ・BOOTHでのBOOST分の合計 720円 ・個人としての寄付分 5,000円 を上記金額に追加し、合計 32,720円 を令和6年1月23日付で日本赤十字社が開設している能登半島地震災害義援金受付口座に寄付しましたことをここにご報告いたします。 能登半島地震の被災地の皆様が、一日も早く日常の生活に近づき、穏やかに過ごすことができますよう、心からお祈りいたします。
フォント

全児童フォント有料版・29%OFF販売のお知らせ(能登半島震災支援)

令和6年能登半島地震の被災者支援の一環として、小学1年生の手書き文字をフォント化した『全児童フォント(有料版)』を期間限定で割引販売します。売上は全て日本赤十字社を通じて被災地に寄付します。
ハンドブック

Glyphs3 ハンドブック非公式翻訳 #14 カラーフォント

Glyphsには、クラシックなレイヤーカラーフォント、CPALテーブルおよびCOLRテーブルを使用したMicrosoft方式のOpenTypeカラーフォント、sbixテーブルを使用したApple方式のOpenTypeカラーフォント、SVGテーブルを使用したMozilla/Adobe方式のOpenTypeカラーフォントといった、4つのカラーフォント形式を作成するための効率的なワークフローが用意されています。 14.1 カラーフォントでの作業 カラーフォントは、グリフごとに複数のレイヤーを使用するため、グリフを作成する際には複数のマスターを編集する必要があります。このような複数のレイヤーの扱いに関する一般的な情報は、13.8「マルチプルマスターの編集」を参照してください。 14.1.1 メトリクス情報の同期 カラーフォントの制作にあたっては、全てのカラーレイヤーのマスターにおいて、メトリクス情報とカーニング情報が同じであることが重要です。そのためには、ファイル → フォント情報... → マスターで「Link Metrics With First Master(メトリクスを最初のマスターと......続きを読む
ダウンロード

『たぬえいカクポップタイ』(フリーフォント)

概要 フォント名:たぬえいカクポップタイ(英語名:TanueiKakuPop)ファイル名:TanueiKakuPop.otf形式:OpenType形式制作者:たぬきフォント(たぬき侍)最新バージョン:1.0 『たぬえいカクポップタイ』(たぬ英角ポップ体)とは 「POP」という言葉には、二通りの意味があります。 ポップな雰囲気を指す意味 Point Of Purchase(購買意欲をそそる広告物)を指す意味 『たぬえいカクポップタイ』は、その両方のテイストの融合を目指して作成したフォントです。 『たぬえいカクポップタイ』では、通常の表現のほか、OpenType機能を用いることで重ね文字の表現が可能です(ただし一部の対応アプリケーションのみ)。 収録グリフ ・ひらがな・カタカナ・アルファベット(英語)・数字・一部の記号 現在のところ漢字は収録されていません。漢字を混植して使用したい場合は、合成フォント機能などを活用して漢字を補完することをお勧めします。 今後のアップデートで漢字の収録(試用版を含んだ有料版)を予定しています。 収録文字一覧 AÁÂÄÀÅÃÆBCÇDÐEÉÊËÈFGHIÍÎÏ......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:縦書き用グリフの設定など

あっそうだ!すっかり縦書き(縦組)を作るのを忘れてたー! というのはウソです。フォント界における縦組の世界の深淵が深すぎて(縦組を作るのに必要な知識が乏しくて)、つらくて忘れたふりをしていただけです。 兎にも角にも、縦組設定は避けられない道……!ということで、重い腰をあげて縦組グリフの作成に取り掛かります。 グリフを追加する際は、単に必要なグリフを列記してももちろんOKですが、「A=A.vert」といったレシピを使って、一緒に追加したいコンポーネントを入れておくと、ひと手間減るのでおすすめです。少し紛らわしいですが、左辺が追加したいコンポーネント、右辺が新しく作りたいグリフの名前です。 今回作成しているフォントのかなは、意図的にややコンデンスド(長体・縦長)に作っているため、そのまま縦組みにするととても長細い印象になってしまいます。そのため、vertグリフの方ではコンポーネントに変形を加え、逆に横長(平体・横長)の形にしました。 横組の時のグリフ。高さ1000に対して幅800を目安に作成しています。 縦組の時のグリフ(調整後)。幅1000、高さの目安を800にしています。 厳密には、単......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:重なり順を変更

地味にですが、制作進めております。 過去の日記で書いたように、「前の文字が後ろの文字に重なるパターン」だと、数字の重なり方がどうしても納得できず…。 ということ重なり順を変更できるようにスクリプトを改造し、比較してみました。 変更前 ↓ 変更後 やっぱり数字、特に値段表示は変更後の「後ろの文字が前の文字に重なるパターン」の方がしっくりくるねー。 そして、そろそろ荒れたパスの整理をしないと。パスが荒ぶってると、上の画像の「ン」「プ」や「い」「つ」の間みたいに、パスのオフセットが上手くできなくて縁取り用のマスクのパスが変になっちゃったりするんよね…。
TIPS

ふちどり文字にできるトゲから、マイター結合の「比率」について深掘りする

Illustratorで、オブジェクトや文字に対してふちどりを作ったことがある方なら、おそらく一度は見たことがあるのでは!? そう!「トゲ」です! そもそも、どうしてこんなところに「トゲ」が? なぜか突如として姿を表すこのトゲ。 手っ取り早くふちどり文字を作ろうと、下のレイヤーに太めの「線」を設定したテキストを配置。そして全く同じ文字をその上に重ね、「線」の幅を0にしてしまえばハイ完成……!と思ったら。 なぜか唐突にこのようなトゲが現れるわけです。 どうせフォントのバグか、もしくは画像編集ソフトのバグなんだな ……などと(昔の私のように)思っちゃう方もいるかもですが、実はこれ、仕様です。 そしてこれは避けようのない仕様ではなく、例えばAdobe llustratorなどでは、ふちどり文字の作り方を工夫することで解決できるのです。 ということで、まずはこのトゲの発生原理を、少し掘り下げて解説します… トゲの犯人は「極端なマイター結合」 いきなりですがトゲの犯人を告発します。 犯人は、下の図の黒丸部分だーー! 黒丸がついている部分。文字の形の中に存在する、強い鋭角(例えば約45°以下)が犯......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:カーニング調整の半自動化を試す(Steal Kerning from InDesign)

現在、英語を追加しただけの状態で、スペースの調整などはしていない状態です。文字と文字の間のバランスがあまり良くないですねー。 ここで、以前から試してみたかった、Glyphsのプラグインマネージャーから選択できるスクリプト「Steal kerning from InDesign」を試してみたいと思います! 手順1:作成したフォントを出力して、Adobe InDesignで表示できる状態にします。 手順2:InDesignのファイル上にテキストフレームを一つ配置します。値を参照したいカーニングペアを含んだ文字列を入力し、文字のカーニング設定を「オプティカル」に変更します。 手順3:プラグインマネージャーから「Mekkablue Scripts」をインストールし、フォントを開いた状態で、スクリプトメニューから「Steal Kerning from InDesign」を選択します。 手順4:自動でマクロが動作して、InDesign上のオプティカルカーニングの値を自動で取得し、反映してくれます。 カーニング未調整 カーニング自動調整後 ToYの部分など、いい感じにoが食い込んでくれるようになりま......続きを読む
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:アルファベットの仮作成

アルファベットの大文字・小文字を、取り急ぎ仮作成。 このフォントではLetterinkプラグインを使ってグリフを作っているのですが、私がうまく使いこなせていないせいでパスに粗さがかなり残っている状態…。 そういうラフなところもこのフォントの持ち味かなとは思いつつも、流石に見辛い部分も多いので、後でアウトライン化して調整しようかなと思っています。
フォント作成記録

新しいフォント作成日記:数字作成(仮)

半角数字を、とりあえず作りました。(見た目の調整はまた後でやるつもり) 重なり設定用のスクリプトに半角数字用の設定を追記して、数字用のマスクグリフとフィーチャーを新たに追加。 まずまず、一応想定通りの重なりかな(4と5みたいに重なり切ってないところもあるけど)。 だがしかし。数字の重なり文字って、左が右に乗っかるより、逆に右が左に乗っかってる方が、なんか自然っぽい気が猛烈にするよね……! やはり逆バージョンの重なりパターンも用意するべきか!? あと、「,」と「¥」も重ねられる方がきっと良いはず。まだまだ改良の余地ありです。